蓄電池選びに失敗しないためのポイント②停電時の稼働方式
一部の部屋・住宅設備でのみ電気を使用する「特定負荷型」
蓄電池選びに失敗しないためには、停電時の稼働方式も参考にしましょう。停電時に一部の部屋・住宅設備でのみ電気を使用したい場合は、「特定負荷型」の蓄電池がおすすめです。あらかじめ指定した部屋や設備のコンセントにのみ電力を供給するため、電気の無駄遣いを抑えられます
比較的安価に導入できますので、なるべく費用をかけたくない方にもピッタリです。トイレは使用が欠かせないかと思いますので、忘れずに回路を指定しておきましょう。
すべての部屋・住宅設備で電気を使用する「全負荷型」
停電時に家全体の電気を使えるようにしておきたいなら、「全負荷型」の蓄電池がおすすめです。普段通りに電気を使用できますので、非常時もストレスなく生活できるでしょう
ただし、特定負荷型の蓄電池と比較すると、全負荷型は導入コストが高めであることが多いです。また、電気の契約容量が大きい場合、全負荷型の蓄電池であっても、特定負荷型のように一部で電気を使えない箇所が出てくるケースがあることには、注意してください。
太陽光発電の設置有無やライフスタイルを考慮して決めよう
特定負荷型か全負荷型かを決めるには、太陽光発電の設置有無やライフスタイルを考慮するのがポイントです。太陽光発電システムを設置していて、太陽光で発電した電力をより有効活用したい場合は、全負荷型が適しています
普段通りの生活にこだわらず、最低限のくらしができればいいということであれば、特定負荷型でも十分に電力を賄うことは可能です。先ほどご紹介した蓄電容量も考慮しながら、ご家庭に合った蓄電池を選びましょう。
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