蓄電池選びに失敗しないためのポイント④設置場所を確認

蓄電池の設置に適した場所は製品ごとに異なる

蓄電池選びのポイントとして、設置場所も重要です。蓄電池は製品ごとに適した設置場所が異なり、屋内タイプ・屋外タイプ・屋内外兼用タイプの3種類あります。蓄電池の設置は消防法に基づくため、必ずしも希望通りの場所に設置できるとは限らない点に、注意が必要です

蓄電池を設置するには、まず業者が現地調査に入り、設置スペースや周辺環境の確認などを行います。問題がなければ工事を実施し、蓄電池を取り付けるという流れです。

屋内タイプは稼働音が気になる場合あり

屋内タイプは室内の限られたスペースを有効活用できるため、比較的自由に設置場所を選べます。天候や気候に左右される心配がなく、蓄電池本体が外気の影響を受けにくいのも、大きな特徴です

その一方で、蓄電池の運転中に稼働音が気になる場合があります。日常生活を妨げるほど大きな音ではありませんが、静かな部屋の近くなどでは、稼働音が目立って聞こえやすいかもしれません。音に敏感な方は、蓄電池の設置場所に注意しましょう。

蓄電容量が6kWhを超える場合は屋外用が多い

蓄電容量が6kWhを超える蓄電池は、屋外用が多いです。屋外用は文字通り外に設置するため、家の中のスペースを圧迫せずに済みます。また、稼働音が気になりにくいのも、嬉しいポイントです

ただし、外気の影響を受けやすく、豪雪地帯や塩害地域などにお住まいの方には、屋外タイプの蓄電池の設置はあまりおすすめできません。設置場所によっては景観を損ねる場合があることや搬入経路の確保が必要な点も、覚えておいてください。

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